2025/12/25 15:22
「164億円」。この数字の意味をご存知ですか?
これは、シカやイノシシなどの野生動物によって、たった1年間で失われた農作物の被害総額です。
農家さんが汗水垂らして育てた野菜やお米が、収穫直前の一晩で食い荒らされる。 その絶望は計り知れません。
そのため、日本の美しい里山や農業を守るには、年間数十万頭の動物を「駆除」せざるを得ないという、悲しい現実があります。
食の危機と身体の関係(身土不二)
日本人の体には、日本の食事が合う(身土不二)。
私たち日本人の体は、長い歴史の中で、日本の土地で育ったお米や野菜、発酵食品を消化吸収するように最適化されています。
輸入食品に頼るのではなく、国内の土で育った作物を食べることは、健康を維持するための「土台」です。
しかし今、その「当たり前の食事」を提供してくれる国内農業は、危機的状況にあります。
食料自給率はわずか38%。 そこに追い打ちをかけるのが、先ほどの獣害です。
3知られざる「守り人」の苦悩
私たちの食卓は、誰が守っているのか?
実は、田畑を荒らす動物たちから農作物を守っている「猟師(ハンター)」さんの多くは、公務員でも、駆除専門の業者でもありません。
彼らの多くは、普段は会社員や農家などの本業を持ちながら、「地域の畑を守りたい」という一心で活動するボランティアです。
休日を返上し、危険な山に入り、時には自費でガソリン代や道具代を負担してまで、私たちの「食」を防衛してくれているのです。
しかし、高齢化と負担の大きさから、その活動も限界を迎えつつあります。
「共存」という綺麗な言葉だけでは、現場は回りません。
私たち消費者がこの現状を知り、経済的なサイクルで彼らを支える仕組みが必要です。
解決策としてのジビエスキンケア(循環)
「廃棄」を「価値」に変え、現場に還元する。
私たちは、増えすぎた野生動物をただ「悪者」として排除したいわけではありません。
彼らの命を奪うことの痛みを誰よりも知っているのは、現場の猟師と農家です。
だからこそ、やむを得ず駆除された命を、ただ捨てるのではなく、「肌を守る資源(ジビエオイル)」として経済価値を生み出すこと。
その収益の一部が、里山を守る活動資金として猟師さんに還元され、農作物が守られ、
結果として「日本人の健康な食生活」が守られる。
これこそが、私たちが目指す「持続可能な循環」です。
このスキンケアセットを使うとき、少しだけ想像してください。
あなたが潤うその瞬間に、ボランティアで山に入る猟師さんの負担が少し軽くなり、 農家さんが笑顔になり、
日本の食卓に、美味しくて安全な野菜が並ぶ未来を。
肌を整えることは、日本の農業と、それを守る人たちを支えること。
私たちは、この「美と食と人の循環」を、あなたと共に作りたいのです。
