2022/09/01 13:04
ジビエソープではオリジナルの精油を調合して石鹸やオールインワンクリームに使用しています。
精油とは、植物の花や葉、根や実から抽出した香り成分のことで、昔から薬理利用されてきたもので、今日では「天然香料」に分類されています。
一方「合成香料」は植物や石油などの原料を科学的に合成し人工的に作り出しています。
合成香料は香りが長続きするよう合成され、お部屋などの芳香剤、洗濯洗剤や香水に使われています。
逆に言うと天然香料には香りの持続性が低いというデメリットがあります。しかし合成香料では得られない様々なメリットもあります。
天然香料は昔から薬理利用されていたとお話しましたが、今日でも様々な効果が証明されています。
心身のバランスを整えたり、ホルモンのバランスを整えたり、害虫から身を守ってくれたりします。
精油を化粧品に入れる場合は、厳密に希釈濃度が制限されています。
なぜなら、過剰な香り立ちを目指したり、鎮静効果を増やしたいと精油をたくさん入れた製品を肌に付けると肌荒れの原因になることが分かっています。
ルールをきちんと守ったうえで製品に加えると精油に含まれる成分が肌を柔らかくしたり、
心のバランスを整えてくれたりするのです。
ジビエソープが精油（天然香料）を選んだ訳。
香りは私たちの生活の中に溢れています。
家の中、体臭、街や乗り物、洗濯もの、食べ物や飲み物に至るまで香りを感じない生活というのはほとんどの場合において不可能です。鼻から入ってくる匂いは神経を伝って脳に伝達されます。
それによって私たちはそれが安心なのか、安らぐのか、危険なのかまた不快なのかを判断しています。嗅覚を失った生活は色のない世界に住むようなものです。
だから私は、ジビエソープに固有の香りを持たせることで、ジビエソープの暮らしの中での役割をはっきりさせたかったのです。
そしてその香りは合成香料などでお茶を濁したくなかったのです。
ジビエソープの精油は、何種類もの精油の組み合わせで完成しました。
優秀なブレンダーさんの作品とも言えるオリジナルの香りです。
イランイランの香りが全面に立っていますが、その中に甘いオレンジの香り、ローズダマスクの濃厚で妖艶さ、パチュリの優しい香り、
そこにティーツリーが持つ清涼感が加わっています。
ジビエの精油それぞれには以下の作用があります。
スイートオレンジ・・・・・・コラーゲン形成促進作用&抗炎症作用&老化防止作用
ローズゼラニウム・・・・・・リラックス効果&抗炎症作用
マンダリンコールドプレスト・傷あと・むくみの改善
イランイラン3rd ・・・・・・肌へ皮脂バランスの調整作用&精神の鎮静作用
ローズウッド・・・・・・・・シワの改善&保湿効果
ティーツリー・・・・・・・・癒傷作用&抗炎症作用
パチュリー・・・・・・・・・皮膚再生作用&殺菌作用
ローズダマスク・・・・・・・乾燥・保湿・毛穴引き締め
何度も試作を繰り返し完成した香りは、女性・男性ともに馴染みやすく、お風呂の中でリラックスして深呼吸することで、1日の疲れを取り、カラダを休める導入剤となる役割を担おうと、この香りになりました。
Have a wonderful bath time !
